今回は、システムに払えるコストについてお話しします。
結論から申し上げますと、
システムに払えるコストの最大値は、利用想定年数で[効果が見込める削減コスト]となります。
言い換えると
[システムに支払うコスト]<[効果が見込める削減コスト]
でなければそもそも導入すべきではないでしょう。
経費精算システムによって売上がアップすることはないので削減コストだけです。
[システムに支払うコスト]は、
初期費用+毎月の費用*利用想定年数*12ヶ月
となります。
[効果が見込める削減コスト]はどのように計算をすれば良いでしょうか?
それは、業務を分析してシステム導入前後それぞれの所用時間を比較してその削減工数に発生回数と時間単価を掛けて算出するしかありません。
経費精算ですと、業務のフェーズは大まかに以下のようになります。
起票→金額調査(運賃など)→明細入力→申請→上司承認→郵送(場所が異なる場合)→経理チェック→振込データ入力→会計仕訳データ入力→証憑保管
それぞれのフェーズごとに発生回数と所要時間を算出してください。
面倒ですがそもそも導入の是非やいくら払えるかを検討するために上のような業務の洗い出しは必要だと思います。
上記のような前提の上で、複数製品を比較して一番安いコストの製品を選択すると良いでしょう。
そもそも、経費精算システム自体を導入すべきでない(かえってコスト高になる)こともありえるので注意をしましょう。ベンダーのサポートや営業は気づいていてもほぼ教えてくれません:)
- システムに支払えるコストの最大値は、利用想定年数で[効果が見込める削減コスト]
[システムに支払うコスト]<[効果が見込める削減コスト] となるべき - [システムに支払うコスト]=
初期費用+毎月の費用*利用想定年数*12ヶ月 - [効果が見込める削減コスト]=
削減できる所要時間*発生回数*時間単価
経費精算の業務を分析しそれぞれのフェーズごとに発生回数と所要時間をシステム導入前後で算出しましょう。 - 上記が大前提で複数製品で比較してシステムに支払うコストが安いものを選択しましょう。
以上
Hasta luego!!