システム導入ポイントブログ

14.【基本設計】振込手数料相手負担の際の仕訳について

市場急拡大中!経理業務代行サービス「バーチャル経理アシスタント」byメリービズ

本日は、支払依頼で振込手数料が相手先負担の場合の仕訳についてお話しします。

相手先が振込手数料を負担する場合、振込金額は、支払額から引いて振り込むことになります。
仕訳については、

1. 借方)未払金  / 貸方)振込手数料

のように振込手数料支払いを消し込むような仕訳を出力するのが一番便利で一般的かと思います。
理由は、振込手数料は自社負担か相手先負担かに関わらず、月に一回などまとめて

2. 借方)振込手数料 / 貸方)未払金

のように合計で仕訳するのが多いからです。

そこで、1点問題があるのが、相手先の振込手数料は、厳密には実際に支払い処理が終わるまで確定しないということです。何故ならば同一支払先の別支払依頼書がある場合、合計金額が名寄せされ支払金額が変わることから振込手数料も変わるからです。
ですので、1の仕訳が出力できるのは支払処理がすんだ後ということになります。

経費精算システムのメーカにこの請求書払で相手が振込手数料を負担するときの会計仕訳を質問・議論して機能がなくてもどう運用すれば良いか明確な回答が得られた場合、他の機能も経理の実運用に即したシステムである可能性が高いと私は判断します。(あくまで可能性ですが)
逆にこの質問に対して手作業も含めてどう運用するか明確に回答が得られない場合、少し不安視した方が良いでしょう。
場合によっては、機能の有無に関係なく運用できないやん。。。ってこともありますのでご注意ください。

 

まとめ

支払依頼書での振込手数料が相手先負担の場合の支払と仕訳について、どのように運用すれば良いかという質問は、その経費精算システムが実運用を考慮したものか判断するのに良い質問であると思う。

以上
Hasta luego!!