市場急拡大中!経理業務代行サービス「バーチャル経理アシスタント」byメリービズ
今回は、振込手数料の計算についてお話しします。
経費精算システムにおいて、振込手数料を計算する必要があるのは相手先が振込手数料を負担する時だけです。
影響は少ないのですが製品がちゃんと作られているかチェックする指標にはなるかと思いますので説明します。
機能があるかないかだけではなく、どう運用すれば良いか明確な答えが提示できるサービス提供者にお願いした方が良いでしょう。
- 振込手数料マスターがまともに設計されているか
手数料マスターが区分(同一店舗内、同一銀行他店舗、他銀行)、振込金額、振込日(増税などで金額が変わるので)などのパラメータで決まるように設定可能か。 - 振込手数料が変わる境目近傍の時の請求金額から引く振込手数料の計算方法について
相手先が負担する場合は、
振込金額=請求された金額ー振込手数料※
振込手数料=振込手数料マスターから算出(振込金額に応じて)
と考えますが、実際の自社が払う振込手数料は、請求された金額ではなくその振込金額で決定されます。
つまり、請求された金額が振込手数料が変わる境目より少し大きい金額の場合に、※印の請求された金額から引く振込手数料を
請求された金額を元に算出(自社が有利)するか、
厳密に振込金額を元に算出(相手が有利)するか
を決める必要があります。
わかりにくいので例を挙げると
請求された金額が30500円で他銀行に振り込みたい場合、振込手数料を864円と考えるのか、30500円から振込手数料864円を引いた29636円を振込金額と考えて、振込手数料を648円と考えるかどちらにするのかということです。
前者が自社が有利、後者が相手が有利な設定となります。
これが設定できるのがベストですが、設定できなくてもどのように動作する仕様なのかマニュアルに記載があるとかサポートで明確に回答ができるサービスの方が信頼できるのではないでしょうか?
まとめ
支払依頼で相手先が振込手数料を負担する場合の振込手数料の算出方法を問い合わせてちゃんと説明できるかは、サービス提供会社を選択する指標になると思います。
ポイントは以下の2つ
- 銀行でよく見る振込手数料の金額算出テーブルのような振込手数料の設定画面がちゃんとあるか?
- 請求された金額が30500円の時の振込手数料はどう計算されるか?